生肉いろいろ
2024年11月24日更新
生肉の給餌量の目安
ここでの生肉とは、下ごしらえを終えて猫一口大に切った生肉のことです。
体重4キログラムの成猫への1日の給餌量は、120グラムの生肉ということになります。
しかし、離乳時の幼猫へは、生後6ヶ月までは、100グラムの生肉を給餌。
生後6ヶ月を越えたら、成猫と同量の120グラムの生肉を給餌します。
生後1歳を過ぎたら、成長ぶりや体重を観察しながら、生肉の量を調整していきます。
2歳を過ぎたら、生肉の給餌量を10グラム減らします。生肉120グラムだったら、生肉110グラムに減らします。
15歳を過ぎたら、さらに生肉の給餌量を10グラム減らします。生肉110グラムだったら、生肉100グラムの給餌量にします。
痩せていくようだったら、生肉量を増やそう。太ってしまうようだったら、生肉量を減らそうね。
脂質(ギーまたは無塩バター)の給餌量の増減も必要かも。
目安にとらわれず、臨機応変に調整しようニャン。
日替わり生肉
猫だって、毎日同じメニューだったら、あきてしまいます。そこのところは、人間と同じ。大好きな食べ物だからといって、1週間も続いたら、うんざりします。
日替わり生肉で作りましょう。白い肉(若鶏肉、七面鳥、うさぎ肉など)、赤い肉(牛肉、馬肉、鹿肉、羊肉、カンガルー肉など)が交互になるようなローテーションを組みます。
たまには、魚刺身(マグロ赤身、カツオ、アジなど)のメニューを加えても良いかと思います。
うちの親子猫3匹は、若鶏ムネ肉、牛肉、若鶏ムネ肉、馬肉、若鳥ムネ肉、鹿肉、若鳥ムネ肉、魚刺身の順番でローテーションしてるニャン。
白い肉
白い肉の代表が若鶏肉です。他には、七面鳥、ウサギ肉があります。
若鶏ムネ肉
鶏肉の使用する部位は、ムネ肉塊一択です。鶏ムネ肉は、鶏ムネ肉の下ごしらえの記事を参考にして、猫一口大に切ります。
無投薬の若鶏ムネ肉
不可能と言われていた無投薬飼育を実現した秋川牧園の若鶏肉です。もちろん、抗生剤や抗菌剤は不使用。
鶏への飼料のトウモロコシも、無農薬で非遺伝子組み替えのものを使用しているという徹底ぶりです。
オーガニックにこだわっている猫ちゃん向け。病気で弱っている猫や、高齢の猫には、おすすめニャン。
みかんの生産量日本一の和歌山県で育った鶏肉です。その名も、紀の国みかんどり。
みかんジュースを搾ったあとの皮を乾燥させたものは、漢方で使われる陳皮になります。その陳皮を粉末にし、鶏に与える飼料に混ぜることにより、鶏が健康になるそうな。
朝どれの鶏を、なるべく包丁を使わず、手さばき(手で解体)するとのこと。丁寧に手さばきことで、肉の繊維を傷つけず、肉本来の旨味を味わうことができます。
うちみたいな多頭におすすめ。高品質なのに、コスパが良いニャン。
猫一口大に下処理済みの鶏ムネ肉 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、1.1グラムです。
七面鳥ムネ肉
七面鳥の使用する部位は、ムネ肉塊一択です。七面鳥ムネ肉は、鶏ムネ肉の下ごしらえの記事を参考にして、猫一口大に切ります。
皮無し。塊1個は、約800グラム。
リン値が最も低い食肉です。
猫が老齢になって、腎臓の機能が低下してきたら、増やしていきたい食材です。
七面鳥ムネ肉塊は、2022年春頃から品薄になり、価格が高騰してしまったので、うちでは購入するのをやめてるの。
2024年9月現在、楽天市場で検索しても、見つからなくなっちゃたよぉ。
品物が行き渡るようになって、価格が安定し、再販されることを心待ちにしてるニャン。
猫一口大に下処理済みの七面鳥ムネ肉 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、0.6グラムです。
ウサギ背肉
ウサギ肉の使用する部位は、背肉塊一択です。ウサギ背肉は、鶏ムネ肉の下ごしらえの記事を参考にして、猫一口大に切ります。
ウサギ背肉塊1個は、400グラム前後です。
リン値の高い食肉ですので、老猫や病気の猫には不向きです。
取り除いた骨や端切れ肉は、スープストック作りに利用できます。
ウサギ背肉は、とても高価な肉なので、うちでは年に1回、お誕生日の時だけニャン!
猫一口大に下処理済みのウサギ背肉 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、1.6グラムです。
赤い肉
赤い肉の代表は、牛肉です。他に、馬肉、鹿肉、羊肉、カンガルー肉があります。
いずれも、できるだけ塊で入手し、脂身や筋を取り除き、猫一口大に切ります。脂身を丁寧に取り除くことが重要です。
スライスや小口切りで入手した場合は、水洗いは不要です。
牛モモ肉
牛肉の使用する部位は、モモ肉一択です。
厚さ5mmにスライスされている牛肉モモ肉です。オーストラリア産で、グラスフェッド。
犬猫の手作り食用に販売されていますが、そもそも、人用の食材です。
先代の5匹親子猫(2001年〜2021年)の時代から、使用している牛肉なの。ミートゲンも、ご自分のワンちゃんを病気にさせないために、手作り生肉フードを始めて、犬猫のために人用の肉を販売するようになったニャン。
猫一口大に下処理済みの牛モモ肉 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、0.9グラムです。
馬肉
馬肉切り落としスライス。カナダ産またはアルゼンチン産です。
馬肉は、七面鳥の次にリン値が低い肉です。
猫が老齢になって、腎臓が機能低下してきたら、積極的に取り入れたい素材です。
うちの3匹親子猫には人気がないの。でもね、時間かけて、頑張って食べてもらっているニャン。
猫一口大に下処理済みの馬肉 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、0.7グラムです。
鹿肉モモ肉塊
鹿肉の使用する部位は、モモ肉一択です。外モモ、シンタマ、内モモがあります。
鹿モモ肉塊は、鶏ムネ肉の下ごしらえの記事を参考にして、猫一口大に切ります。
クリーンキラーなので臭みがなく、品質が高く、安心安全な北海道の鹿肉。
狩猟から加工まで一貫しているので、価格がふところに優しいです。
他に、内モモ肉、シンタマ(モモ肉中心部)もモモ肉です。
我家では、赤い肉の中で鹿肉が一番人気なのよ。鹿肉は、家畜ではなく、狩猟肉だからかニャ?
猫一口大に下処理済みの鹿モモ肉 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、1グラムです。
魚肉
魚は、青魚、赤魚、白魚とあります。魚は、週に1回、旬のものを給餌するのがおすすめ。
冷凍のマグロ、カツオ、アジ、イワシの刺身は、流水解凍して、すぐに使えます。
刺身用の魚は、猫用にだけでなく、人用にも常備して、同じ日に同じものを食べてるニャン。金曜日の夜は魚料理。って、フランス人の真似かニャ?
マグロ赤身刺身
天然マグロ赤身の角ぶつ切りを、真空包装し、急速冷凍しています。
1パックが100グラム入りなので、扱いやすいです。
猫一口大に下処理済みのマグ赤身刺身 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、1.6グラムです。
カツオ刺身
冷凍の塊なので、鮮度が良いです。
1パックが、150g~300g。2~4パック入りで、合計が約550グラム入り。
猫一口大に下処理済みのカツオのたたき 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、1.4グラムです。
アジ刺身
鯵の3枚おろしのフィレになってパックされて冷凍されているので、鮮度が良いです。
1パックが50グラム。10パック入りで1キロです。
小分けなので、一人っ子猫に便利。
猫一口大に下処理済みのアジ刺身 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、0.9グラムです。
イワシ刺身
綺麗な3枚おろし済みのイワシ刺身です。解凍して、すぐに食べることができます。
1パックに、刺身フィレが12枚で、約200グラムです。合計6パック入りで、約1.2キロです。
猫一口大に下処理済みのイワシ刺身 100グラムにつき、NOWクエン酸カルシウムパウダーは、0.8グラムです。